書誌情報

集英社文庫

花のさくら通り

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著者

著:荻原浩

あらすじ・概要

倒産寸前のユニバーサル広告社。コピーライターの杉山を始め個性豊かな面々で乗り切ってきたが、ついにオフィスを都心から、“さくら通り商店街”に移転。ここは、少子化やスーパー進出で寂れたシャッター通りだ。「さくら祭り」のチラシを頼まれた杉山たちは、商店街活性化に力を注ぐが……。年代も事情も違う店主たちを相手に奮闘する涙と笑いのまちづくり&お仕事小説。ユニバーサル広告社シリーズ第3弾。

一、花まつりはイースターで桜餅
二、母の日の水子の供養の柏餅
三、雨安居のジューンブライドには葛饅頭とタルト
四、桃も李も施餓鬼も洗礼式も夏銀河
五、氷菓冷えて僧門にひよどり鳴く
六、花散り落葉舞いあまたの星は地上を照らす