書誌情報

集英社文庫

わたしの蜻蛉日記

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著者

著:瀬戸内寂聴

あらすじ・概要

通い婚の時代も今も、恋する女の苦悩は変わらない――。私小説の元祖といわれる『蜻蛉日記』。作家・藤原道綱母は、美と才能に恵まれながら、嫉妬深さゆえに夫・兼家や自身を追い詰めてしまう。彼女の半生記を通して、千年前の女たちの愛と性を読み解く。兼家を光源氏、道綱母を六条御息所に重ね合わせるなど、『源氏物語』を完訳した著者ならではの解釈も。古典名作の新たな魅力と出会える一冊。

第一章 誇り高い美女の結婚
第二章 愛の悩みの淵より
第三章 満たされぬ愛の渇き
第四章 この救われざるもの
あとがき
蜻蛉日記略年譜