書誌情報

集英社文庫

地図と拳 下

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試し読み

著者

著:小川哲

あらすじ・概要

1932年、満洲国建国。明男が建築学徒として携わった仙桃城は、立派な都市に発展した。一方、乱暴な支配に苦しむ地元住民との対立は激化。明男がダンスホールで出会った孫丞琳も、抗日軍の一人だった。細川は、リットン卿の調査を受け、戦争構造学研究所を設立。十年先の未来を予測しようとするが……。人はなぜ拳を振りあげ、戦争へと向かってしまうのか? 圧倒的スケールで描き切る歴史×空想巨編! 第13回山田風太郎賞受賞作。第168回直木三十五賞受賞作。

第十章 一九三四年、夏
第十一章 一九三七年、秋
第十二章 一九三八年、冬
第十三章 一九三九年、夏
第十四章 一九三九年、冬
第十五章 一九四一年、冬
第十六章 一九四四年、冬
第十七章 一九四五年、夏
終章 一九五五年、春