書誌情報
集英社文庫
ハヤブサ消防団
著者
あらすじ・概要
東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知る――。連続放火事件に隠された真実とは? 池井戸作品初の“田園”小説として、「小説すばる」連載中から話題を呼び、テレビドラマ化もされた珠玉のミステリ。第36回柴田錬三郎賞受賞作!
第一章 桜屋敷の住人
第二章 だんじり祭り
第三章 消防操法大会始末
第四章 山の怪
第五章 気がかりな噂
第六章 夏の友だち
第七章 推理とアリバイ
第八章 仏壇店の客
第九章 没落する系譜
第十章 オルビスの紋章
第十一章 或る女の運命について
第十二章 偽の枢機卿
最終章 聖地へ続く道
