書誌情報
集英社文庫
愛じゃないならこれは何
著者
あらすじ・概要
二十八歳の地下アイドル、赤羽瑠璃は、男の部屋のベランダから飛び降りた。男といっても瑠璃と別に付き合っているわけではない、瑠璃のファンの一人で、彼女が熱心にストーカーしているのだ。どうしてそんなことをしたのか、話は四年前にさかのぼる…(『ミニカーだって一生推してろ』)。天才ファッションデザイナー・灰羽妃楽姫は、二八歳の誕生日プレゼントに、ガラスの靴を受け取った。送り主は、妃楽姫がいつか結婚すると信じている男、妻川。しかし次の瞬間彼女が聞いたのは、妃楽姫以外の女との、妻川の結婚報告だった…(『きみの長靴でいいです』)。他4編。斜線堂有紀の初の恋愛小説集。
ミニカーだって一生推してろ
きみの長靴でいいです
愛について語るときに我々の騙ること
健康で文化的な最低限度の恋愛
ささやかだけど、役に立つけど
星害を受ける
