書誌情報

集英社文庫

ツイン・アース

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試し読み

著者

著:小森陽一

あらすじ・概要

フィンランドでオーロラの観測をするアイノのもとに奇妙なメッセージが届いた。解析の結果、現れたのはインド洋沖のとある座標。意を決してそこに向かった彼女は水の球体に飲み込まれ、気が付くと別世界へ。そこは地球の双子星・Terra‐αだった――。大自然、移動する街、そして巨大な怪獣。少しずつ解き明かされる真実は、驚くべき事実へ。壮大なスケールで展開するエンタメSF小説!――「これは、宇宙と自然が怪獣を映す山海経的緩やかな物語」(落合陽一)。「宇宙時代の今、ともに生きる心をつなげていきたい」(山崎直子)

極夜
犬を毛で判断しない
鞘が音を立てはじめた
頬がない
ふたつのベリーのよう
茂みから出てくる
寝ている猫の口に鼠は来ない
「前へ!」と、雪の中でおばあちゃんは言った
勇者は濃いスープを飲む
絵本