書誌情報

集英社文庫

決定版 女人源氏物語 五

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著者

著:瀬戸内寂聴

あらすじ・概要

最愛の妻・紫上を失った51歳の光源氏は精気を失い、やがて彼もこの世を去る。そして物語の主人公は、出生の秘密に悩む源氏の子・薫と、闊達で好色な孫・匂宮になり――。本巻は、舞台を宇治に移した「宇治十帖」にあたり、次世代の若者たちの現代的な恋模様を描く。正反対の性格をした二人の青年と、彼らを愛する姫君たちが迎える衝撃の結末とは? 千年の時を越えて読みつがれる華麗なる王朝絵巻「源氏物語」を、女性たちの声で描き直す「瀬戸内源氏」、堂々の完結!

光源氏の侍女中将の君のかたる 幻
光源氏の侍女中納言の君のかたる 夕映え
宇治の大君の侍女弁の君のかたる 橋姫
宇治の大君のかたる 川波
宇治の大君のかたる 総角
宇治の中の君のかたる 宿木
二条院の中の君のかたる 花の露
弁の尼のかたる 浮舟
浮舟の母中将の君のかたる 流星
浮舟のかたる 夢浮橋