書誌情報

集英社文庫

彩無き世界のノスタルジア

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試し読み

著者

著:行成薫

あらすじ・概要

過去を捨て、裏社会で生きる「交渉屋」のキダ。キダに仕事を発注、交渉時に使用する銃器や爆発物を調達するなど、表向きの輸入代行業とは別に裏稼業を営む会社「川端洋行」に、ある日両親を殺されたという少女・彩葉(いろは)が訪れる。その子の世話を押し付けられたキダは彩葉を匿うことになり、奇妙な共同生活がスタートする。彩葉と暮らすうち、孤独に暮らしていたキダの世界に鮮やかな色が満ちていく。しかし、その裏で蠢く影が、次第にキダを飲み込もうとしていた。やがて明らかになる彩葉の真実とは――。『名も無き世界のエンドロール』の結末から五年後、切なく忘れがたい「企み」の物語。

交渉屋(1)
変わりゆく世界と変わらないナポリタン
交渉屋(2)
不法侵入とモノトーンの世界
交渉屋(3)
夕暮れの海と約束のリズム
交渉屋(4)
物騒な林檎と世界の終わり
交渉屋(5)
イロトリドリ ノ セカイ
交渉屋(6)
冬の予感とノスタルジア