書誌情報
集英社文庫
人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集
著者
あらすじ・概要
直木賞作家が60代にして漫画家デビュー! 荻原浩にしか描けない、センチメンタルで不可思議な絵物語。「アマゾン川流域に流れ着いた瓶の中には、日本語で綴られた遥か遠い地からの手紙が入っていた……」(大河の彼方より)。「93歳。病室で最期の時を迎えようとしている幸子のもとに、次々と懐かしい人々が訪れて……」(人生がそんなにも美しいのなら)。「4月1日の午後1時にあの桜の木の下で会おう。幼なじみの二人が交わした約束の行方は……」(あの日の桜の木の下で)など、人生のほろ苦くも愛おしい一瞬から、日常の半歩先に広がるブラックで奇妙な世界まで、全9編収録。
大河の彼方より
祭りのあとの満月の夜の
人生がそんなにも美しいのなら
猫ちぐら
あの日の桜の木の下で
ある夏の地球最後の日
口
とうもろこし畑の伝言
校庭の座敷わらし
あとがき
