書誌情報

集英社文庫

蝶のゆくへ

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試し読み

著者

著:葉室麟

あらすじ・概要

旧仙台藩士の三女として生まれた星りょう(後の相馬黒光)。その利発さから「アンビシャスガール」と呼ばれたりょうは、自分らしく生きたい、何事かをなしたいと願い、明治28年に東京の明治女学校へ入学する。女子教育向上を掲げる校長の巌本善治は「蝶として飛び立つあなた方を見守るのがわたしの役目」と、りょうに語りかけた。りょうが出会った、新しい生き方を希求する明治の女性たち。その希望と挫折、喜びと葛藤が胸に迫る感動の歴史長編。

第一章 アンビシャスガール
第二章 煉獄の恋
第三章 かの花今は
第四章 オフェリヤの歌
第五章 われにたためる翼あり
第六章 恋に朽ちなむ
第七章 愛のごとく