書誌情報

集英社文庫

画鬼と娘 明治絵師素描

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試し読み

著者

著:池寒魚

あらすじ・概要

日本のアートシーンが大きく変化した明治期に活動した三組の画家の親子の物語。巨匠河鍋暁斎とその画業を継いだ娘、暁翠の矜持(画鬼と娘)。早熟の天才、五姓田義松の苦悩と見守る父芳柳。洋画の技術と画材の研究に尽力した高橋由一と息子の源吉。世の中や市場の変化に翻弄されながら彼らが貫いた画業と、達した境地に迫らんとする歴史連作小説。美術鑑賞への意欲を喚起する、興奮に満ちた一冊。


第一話 画鬼と娘
第二話 神童
第三話 キセキの一枚
第四話 絵師の真髄