書誌情報

集英社文庫

求愛

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

試し読み

著者

著:瀬戸内寂聴

あらすじ・概要

愛はままならない。だから死ぬまで愛を求める――。舌癌で亡くなった夫の愛人へ妻からの謝罪の手紙。私は鬼です、蛇です。そこには最期の壮絶なやり取りが告白されていた。(「妻の告白」)五歳のぼくが捨てられた日。大好きなママがこんなにいやな声をはりあげるようになったのはいつからだろう。(「その朝」)ちりばめられた愛のカケラが降りそそぐ、齢九十七の著者による初めての恋愛掌小説集。

サンパ・ギータ
許婚者
露見
夫を買った女
サロンコンサート
妻の告白
夜の電話
恋文の値段
スーツ
ふらここ
移り香
心中未遂
赤い靴
その朝
歯ブラシ
髪の毛
サーカス
求愛
誤解
どりーむ・きゃっちゃー

誘惑者
犬の散歩道
盆踊りの夜
浮舟
さよならの秋
ふるさと
ほくろ
島へ
ベルリン純愛死