書誌情報
集英社新書
ヌーヴェル・ヴァーグ 世界の映画を変えた革命
著者
あらすじ・概要
ヌーヴェル・ヴァーグ(N・V=新しい波)は、ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォーらを中心に1950年代末のフランスで生起した映画の革新運動だが、それにとどまらず、日本も含めた「世界同時多発現象」として、新しい映画表現や製作スタイルを生み出した。本書は、国境や時代を超えたN・Vの広がりとその担い手について解説。映画の創始者であるリュミエール兄弟から現代の映画作家に至るまで、「N・Vの精神」に満ちた作り手たちによる約800本の作品を紹介する。
「はじめに」に代えて
第一章 フランスのヌーヴェル・ヴァーグとは
第二章 一九五九年までの道のり
第三章 ヌーヴェル・ヴァーグの開花
第四章 「左岸派」たちの肖像
第五章 ポスト・ヌーヴェル・ヴァーグの監督たち
第六章 日本におけるヌーヴェル・ヴァーグ
第七章 西欧に広がるヌーヴェル・ヴァーグ
第八章 旧共産圏とアメリカ大陸
第九章 映画史から現代へ
あとがき
