書誌情報

集英社新書

男性の性暴力被害

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著者

著:宮崎浩一著:西岡真由美

あらすじ・概要

性暴力とは、同意のない中で行われる性的言動すべてのこと。
その被害者は女性であることがこの社会では自明とされてきたが、しかし、現実には性暴力被害は男性にも起こりうる。
なぜ彼らの被害は今まで見えなくされ、いかに「なかったこと」にされてきたのか?
その背景には、社会的に構築された「男らしさ」の呪縛があるのではないか?
今ようやく様々な事件が報道されるようになり、事態の深刻さが認識されつつある中、本書は男性の性暴力被害の実態、その心身へ及ぼす影響、不可視化の構造、被害からの回復と支援の在り方まで等を明らかにする。

◆目次◆
第1章 「男性の」と言わないと見えない性暴力被害とは何か
第2章 被害後の影響――心と身体
第3章 性暴力と「男性被害」――歴史と構造
第4章 生き延びる過程――回復と支援
第5章 個別的な苦しみと社会をつなげる
全国のワンストップ支援センター紹介