書誌情報
集英社新書
ヘイトスピーチと対抗報道
著者
あらすじ・概要
2016年の「ヘイトスピーチ解消法」施行以後、過激なヘイトスピーチデモは減る一方、ネット上での差別発言はいまだ横行している。その背景にはいわゆる「官製ヘイト」や歴史修正主義があることは見逃せない。本書は、「共同通信ヘイト問題取材班」としてヘイトスピーチデモの現場で取材を重ねてきた著者が、メディアはそれとどのように向き合ってきたのかを検証。日韓の戦後補償問題を長年追い続けてきた著者だからこそミクロとマクロ両方の視点からの解説が可能となった、「ヘイトスピーチ問題」の入門書である。「〈中立〉を掲げた無難な報道に逃げ込まず、ヘイトクライム・レイシズムに本気で抗うための一冊。」――フォトジャーナリスト安田菜津紀氏推薦!
はじめに
第一章 ヘイトスピーチと報道
第二章 ヘイトの現場から
第三章 ネット上のヘイト
第四章 官製ヘイト
第五章 歴史改竄によるヘイト
第六章 ヘイト包囲網
おわりに
参考文献
