書誌情報
集英社オレンジ文庫
掌侍・大江コウ子の宮中事件簿 八
著者
あらすじ・概要
その日、東宮妃懐妊の一報が入った。宮中は吉報に沸く一方、男児誕生となれば、主上から東宮へと皇統が移る可能性がある。まだ子のいない主上の女御二人へのプレッシャーは高まり、ある歯車が密かにくるい始めていた……。男児誕生に高まる期待、のしかかる重圧、二人の女御……さまざまな思惑と噂が入り乱れる中、主上はコウ子にうそぶく「私を侮るなよ」。屋敷を買い、働く覚悟を決めたコウ子は定年まで勤め上げることができるのか。秘密を共有し、今や腹心とされるコウ子を巡る主上の仕掛けとは? 最後の最後にとんでもない秘密が待っていた! 最後に笑うのは一体誰? 平安お仕事ミステリー、ついに完結!
1章 菊花宴
2章 亥子餅
3章 壺庭の向こう
