書誌情報

集英社オレンジ文庫

神招きの庭 7 遠きふたつに月ひとつ

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

試し読み

著者

著:奥乃桜子イラスト:宵マチ

あらすじ・概要

二藍を助けるため、そして兜坂国の存亡に関わる使命を帯び、綾芽と羅覇、佐智は密かに八杷島へと向かった。島の王太子である鹿青にかけられた心術を解かねばならないのだ。数多の困難に直面しながらも、何とか歩を進める一行……。同じ頃、都に残り傷を癒していた二藍は、十櫛より『的』のさだめの真実を知ることとなる。しかし、自身を追い詰める絶望を乗り越えた二藍は、それでもなお揺るぐことのない己の心に静かに対峙する。どんなに離れていても、共にある――「ふたり」を待ち受ける、あまりに過酷な未来。八杷島の月に知る、哀しき真実とは――? 古代和風幻想記、緊迫の第7巻。

第一章 その男、胸のうちに秘を隠す
第二章 祭官、謀をめぐらせる
第三章 白き島にて相まみえる
第四章 月影の橋、はるかなる心をしかと結ぶ
第五章 暗雲来りて月隠す