書誌情報
随筆/ノンフィクション/他
AI脳クライシス デジタルは人から何を奪うのか
著者
あらすじ・概要
AIは人の思考や感性、行動をどのように変えるか――。言語脳科学の第一人者がAIの負の可能性や脳への悪影響を、羽生善治(将棋棋士)、ピーター・バラカン(ブロードキャスター)、千住博(日本画家)、柳田邦男(ノンフィクション作家)と語る。
生成AIはすさまじい勢いで我々の生活の中に浸透している。その中で深刻な生成AI依存や教育現場に導入したことによる大きなリスクなど、予想もしない危険性があらわになってきた。
「創造力」「思考力」「語彙力」「構成力」「聞く力」「メモを取る力」「文字を書く力」、そして「コミュニケーション力」――このまま使い続けると、私の脳はどうなってしまうのか? 子どもの脳への影響は?
かねてより生成AIの開発と使用に強く警鐘を鳴らしてきた言語脳科学者の酒井邦嘉が、最新知見に基づいて言語と知性の仕組みをひもときながら、各界の識者と語る。
【目次】
《第1部 論考 人間とは何か》
●第1章 生成AIによって人間は何を失うのか
●第2章 言語を生む脳 人間を人間たらしめているもの
《第2部 対談 AI時代をどう生きるか》
●第1章 〈酒井邦嘉×羽生善治〉 生成AIは人を、頭脳を、思考をどう変えるのか/一手先が見えない世界をどう生きるか
●第2章 〈酒井邦嘉×ピーター・バラカン〉 生成AIは言葉を、音楽を、人間を、どう変えるのか
●第3章 〈酒井邦嘉×千住 博〉 言葉の理性、芸術の感性は、AIを超える
●第4章 〈酒井邦嘉×柳田邦男〉 生成AIに対する「危機管理」を
《コラム》
●脳は紙の本で創られる
●シリアルサーチとパラレルサーチ
●脳から見た紙の本、電子書籍、オーディオブック
●デジタル教科書時代への警鐘
【編著者略歴】
酒井邦嘉(さかい くによし) 言語脳科学者、東京大学大学院教授。1964年、東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。96年マサチューセッツ工科大学客員研究員を経て、2012年より現職。脳機能イメージングなどの先端的手法を使い、人間固有の言語や創造的な能力の解明に取り組んでいる。著書『チョムスキーと言語脳科学』(インターナショナル新書)、『人間とは何だろうか 脳が生み出す心と言葉』(河出新書)など多数。
