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天草エアラインの奇跡。赤字企業を5年連続の黒字にさせた変革力!
著者
あらすじ・概要
たった一機の飛行機しかない日本最小の航空会社、熊本の天草エアラインは赤字経営が続き倒産寸前にまで追い込まれていた。
しかし2009年、新社長の就任で会社の空気が一変する。
彼らが黒字への奇跡のV字回復を達成した秘密とは?
どうして日本一小さい航空会社が日本一有名な地域航空会社になりえたのか?
さまざまな変革をもたらした社長だけではなく自分がまかされた仕事の中で何ができるかを精一杯考えてきた整備部から営業部、パイロットやCAを1年半にわたって密着取材。
さらに強力なサポーターである小山薫堂やパラダイス山元への取材と通して描いた企業回生の物語だ。
「この会社は社員全員が社長なんです」 小山薫堂
<目次>
序章 新たなるイルカの翼
第1章 離陸3年目で経営の危機
2000~2009年 常態化した赤字経営
第2章 新社長、天草エアラインを変える
2009年~ 「社長室はいりません、いますぐ壁を壊してください」
第3章 たった1機の飛行機が人々をつないでいく
2009年~ パイロットやCA、営業……社員たちに起きた意識の変化
第4章 社外からも強力なサポーターが
2011年~ 小山薫堂とパラダイス山元の登場
第5章 「旅の目的は天草エアラインに乗ること!
2013年~ 単なる移動手段ではない“観光エアライン"という新しい形
第6章 次世代へ天草エアラインをつなぐために……
2014年 「社長は引き際のタイミングも重要だと思っている」
第7章 奥島が天草エアラインに残したもの
2014~2016年 ついに新型機ATRが天草の空に
終章 今日もイルカは天草の空を飛ぶ
<著者紹介>
鳥海 高太朗 とりうみ こうたろう
航空・旅行アナリスト 帝京大学航空宇宙工学科非常勤講師
1978年、千葉県生まれ。成城大学経済学部経営学科卒業。食品会社勤務、城西国際大学大学院観光学部助手を経て、2013年より帝京大学理工学部航空宇宙工学科非常勤講師。航空・旅行アナリストとして、航空会社のマーケティング戦略を主研究に、インターネットでの航空券および宿泊の予約サイトに関する調査、LCC(格安航空会社)のビジネスモデルの研究を行なう。現在、文化放送「オトナカレッジ」にレギュラー出演中。「東洋経済オンライン」「@DIME」「日経トレンディネット」などで連載を持つ。
