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チェンジの扉~児童労働に向き合って気づいたこと~

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あらすじ・概要

児童労働の撤廃を目指し、ガーナやインドで活動する認定NPO法人・ACE(エース)。
教育を受けられるようになった子どもたち、コミュニティーを変革したおとななど、ACEが支援した途上国の人々から見えてくるのは、「人生は選択でき、変えることができる」ということ。
これは途上国の子どもたちだけでなく、日本で悩みや困難を抱えながら暮らす私たちも同じ。
途上国の人たちと日本の私たちが、お互いに人生の目的を探すヒントをもらい合い、たくさんの「チェンジ」がつながることで、社会や世界はより良い方向に向かうのでは──。
子どもたち自身、そして彼らに向き合ってきたACEスタッフが体験した変化のストーリーを通し、多様性の社会を「私たちはどう生きるか」考える1冊。
フォトジャーナリスト・安田菜津紀氏による現地の写真を多数収録。

【もくじ】
はじめに
第1章 大切なものって、なんだろう
第2章 勇気をくれる出会い
第3章 小さなきっかけの大きなチカラ
Interlude 「私」という軸を広げて 安田菜津紀
第4章 「この世で見たい」と願う変化のために
第5章 チェンジの扉のその先へ
おわりに

【著者プロフィール】
著・認定NPO法人ACE
1997年に学生5人で設立した日本生まれのNGO。2005年にNPO法人化、2010年に認定NPO法人となる。国連の持続可能な開発目標(SDGs)に明記された「2025年までにすべての形態の児童労働をなくす」ことをめざし、インドのコットン生産地、ガーナのカカオ生産地で、子どもの教育や貧困家庭の自立支援を行うほか、企業との協働、消費者への啓発活動、国際社会や政府への政策提言を行う。日本の児童労働に関する調査も進めている。

写真・安田 菜津紀(ヤスダ ナツキ)
1987年生まれ。studioAFTERMODE所属フォトジャーナリスト。カンボジアを中心に東南アジア、中東、アフリカなどで貧困や難民の問題を取材。東日本大震災以降は陸前高田を中心に被災地の記録を続ける。2012年に「HIVと共に生まれる‐ウガンダのエイズ孤児たち‐」で第8回名取洋之助写真賞を受賞。著書に「君とまた、あの場所へ シリア難民の明日」(新潮社)「それでも、海へ 陸前高田に生きる」(ポプラ社)「写真で伝える仕事 世界の子どもたちと向き合って」(日本写真企画)「しあわせの牛乳」(著・佐藤慧 写真・安田菜津紀/ポプラ社)など。