書誌情報
随筆/ノンフィクション/他
きみを愛ちゃん
著者
あらすじ・概要
大人気詩人・最果タヒが32人の〈キャラクター〉に贈る、最大熱量のラブレター!
コミックから宝塚、アニメ、ドラマに童話まで、
古今東西の〈キャラクター〉への「愛」を磨き上げた、
きらめく宝石箱のようなエッセイです。
【目次】
誰より私が私を信じている――『ガラスの仮面』姫川亜弓
自分を好きな人に、優しくしたい――『らんま1/2』シャンプー
弱さを嫌悪してるのは誰――『呪術廻戦』禪院真希
心って詩のこと――『銀河鉄道の夜』ジョバンニ
あなただけがわからない――『エリザベート』ルキーニ
社会のための「心」を持たない――『チェンソーマン』デンジ
友達を「ばか」と思うことについて――『クマのプーさん』クリストファー・ロビンとプー
人が人と生きるのは不自然で、自然で。――『A子さんの恋人』A子
己の価値を見つける――『HiGH&LOW』村山良樹
あなたは太宰治ではない――「桜桃」太宰治
いい人である前に――『ドラえもん』のび太
死に損ないの人の地獄――『ゴールデンカムイ』月島軍曹
天才もただの人――『のだめカンタービレ』千秋真一
愛こそギャグ――『ルナティック雑技団』天湖ゆり子
追悼・葛城ミサト――「エヴァンゲリオンシリーズ」葛城ミサト
きみがぼくに愛をくれたから――『ユニコ』ユニコ
器のない指導者――『NEVER SAY GOODBYE』アギラール
友情は愛じゃない――『天使なんかじゃない』麻宮裕子
血の匂いのするヒーロー――『鬼滅の刃』竈門炭治郎
傷ついた人生を抱きしめるには――「夢の音色」さくらももこ
神は人を愛せない。――『封神演義』太公望
正しさのために強くならなくてもいいよ――『クレヨンしんちゃん』風間トオル
頭脳はスペックではない――『DEATH NOTE』L
私があなたを救いたい――『宝石の国』ルチル
誰かの機嫌を誰も取らない――『動物のお医者さん』菱沼聖子
恋は一人の中で咲く――『人魚姫』人魚姫
大人がきみを生贄にする前に――『星の王子さま』星の王子さま
強い人ほど傷だらけになる――『大奥』和宮
愛情と侮り――『それでも町は廻っている』嵐山歩鳥
ぼくはぼくだという、当たり前のこと。――『トーマの心臓』エーリク
青春に切なくならないで。――『けいおん!』田井中律
ルーシーに優しくしたい。――『PEANUTS』ルーシー・ヴァンペルト
【著者略歴】
最果タヒ (さいはて・たひ)
詩人。1986年生まれ。2006年に現代詩手帖賞、07年に『グッドモーニング』で第13回中原中也賞、15年に『死んでしまう系のぼくらに』で第33回現代詩花椿賞、24年に『恋と誤解された夕焼け』で第32回萩原朔太郎賞を受賞。その他、詩集『空が分裂する』、小説『恋の収穫期』、エッセイ『ファンになる。きみへの愛にリボンをつける。』など多数。











