書誌情報
集英社文庫(日本)
禁猟区
著者
あらすじ・概要
34歳、既婚、娘1人。
いけないとわかっているのに、
どうして人は恋に落ちてしまうのだろう。
愚かで真摯、不道徳で純粋。禁断の恋愛小説
幼い娘を持つライターの文美子は、夫とのセックスに不満を感じながらも、日々をやり過ごしていた。ある日ママ友から、裕福な女性が若い男性と知り合うための「お茶会」に誘われ、10歳年下の舞台俳優・夏生と出会う。心を弾ませるやりとりや、身体を焼き尽くすような性愛の喜びに、急激に恋に落ちていく二人。だが、夫やママ友の裏切りで、窮地に追い込まれ……。狂おしく切ない、禁断の恋愛小説。
著者略歴
石田衣良 (いしだ・いら)
1960年東京都生まれ。97年「池袋ウエストゲートパーク」で第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞を、06年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞を、13年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞を受賞。『娼年』『逝年』『爽年』『スローグッドバイ』『1ポンドの悲しみ』『愛がいない部屋』『オネスティ』など著書多数。