書誌情報
集英社文庫(日本)
映画化決定
著者
あらすじ・概要
エピローグを読み終えたならば必ず、冒頭の二ページを読み返してみてほしい。 (中略) せつなさが胸の内に爆発することだろう。吉田大助氏 (解説より)
「きみのマンガ、映画化決定ね!」ナオトは同級生の天才女子高生監督・ハルから、突然そう告げられる。小学生の頃にナオトが描いた『春に君を想う』を撮らせてほしいと言うのだ。いまだにその作品を超えるマンガを描けていないナオトは、迷いながらも映画部に参加することに。だが、ハルは大きな秘密を抱えているようで……。創作への情熱と優しい〝噓〟に涙が溢れる、せつないほど眩しい青春小説。