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書誌情報

集英社文庫(日本)

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著者

著者:朝井 まかて

あらすじ・概要

鷗外の子であることの幸福。鷗外の子であることの不幸。
明治の文豪の家に生まれた森類の愛と苦悩の生涯が鮮やかによみがえる!
第34回柴田錬三郎賞 第71回芸術選奨文部科学大臣賞

明治の終わり、森鷗外の末子として生まれた類。愛情豊かな父と美しい母、ふたりの姉と、何不自由なく華やかに暮らした少年期。父の死という喪失を抱えながら画家を志し、パリへ遊学した青年期。戦後の困窮から心機一転、書店を開業。やがて文筆家の道へ。文豪の子という宿命を背負い、何者かであろうと懸命に生きた彼の、切なくも愛すべき生涯を描いた大作。著者による講演「鷗外夫人の恋」も載録。