サムネイル1
サムネイル2
サムネイル3
サムネイル4
サムネイル5
サムネイル6

書誌情報

集英社文庫(日本)

終の盟約

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

試し読み

著者

著者:楡 周平

あらすじ・概要

認知症介護、終末医療、財産分与争い。それは明日、あなたの身に降りかかるかもしれない。
人生の果てに必ず訪れることになる光景を、確かにこの作品で私は見た。書評家 杉江松恋(解説より)

内科医の輝彦は妻の絶叫で目覚めた。父の久が風呂場を覗いていたと言うのだ。不可思議な言動から父の認知症を確信した輝彦は、元医者の久が作成していた事前指示書に従って旧友が経営する病院に入院させるが、ほどなく亡くなってしまう。あまりの急さに呆然とする家族だったが、そこにはある盟約が隠されていた。家族が、あなたが、認知症になったらどうする? 命の尊厳と向き合う傑作長編。