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書誌情報

集英社文庫(日本)

徳川最後の将軍慶喜の本心

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著者

著者:植松 三十里

あらすじ・概要

敵前逃亡の暗君か、国の未来を拓いた英雄か──。聡明で孤独な男の真意に迫る新解釈!
書き下ろし幕末歴史小説。いきなり文庫!

御三家水戸藩に生まれた徳川慶喜は、美男子で文武に秀でていた。一橋家養子となると、名君の資質を見込まれ次期将軍に推される。だが、出世欲がなく、黒船来航からの国難に対処して欲しいとの要望を初めは拒む。開国を迫る世界情勢を鑑み、諸外国から日本を護りたいとは思うが……。最後に将軍となり、最悪の評価を覚悟して最良を模索し続けた慶喜。溺れる国の未来を拓いた男の真意とは! 歴史小説。