書誌情報
集英社新書
生存教室ディストピアを生き抜くために
著者
あらすじ・概要
人気コミック『暗殺教室』に学ぶ、
「完全管理社会」を乗り越えるための新たな教育論
マンガ『暗殺教室』(松井優征・作)は、「担任教師の〝殺せんせー〟なる超生物を卒業までに倒すこと」「そのために殺傷技術に練達すること」「中学生たちを学校で教育し成長させること」という一見まったく相容ない課題と一風変わった学校生活をスリリングに描写した傑作SFコメディ。
この作品に武道家であり思想家の内田と武術家の光岡が着目。このマンガに内在する「師を超えること」という極めて教育的かつ武術的なテーマをはじめ、社会が完全管理に向かいつつある今、生きることの本質と、古来人間を支えてきた「古の身体」の文化、生き残るための武術的知性とは何かを縦横無尽に語る。
[著者情報]
内田 樹(うちだ たつる)
一九五〇年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授。思想家・武道家。著書に『困難な成熟』(夜間飛行)他多数。
光岡英稔(みつおか ひでとし)
一九七二年岡山県生まれ。日本韓氏意拳学会会長。国際武学研究会代表。共著に内田樹との『荒天の武学』(集英社新書)等。



