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書誌情報

集英社オレンジ文庫

京都岡崎、月白さんとこ彩の夜明けと静寂の庭

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著者

著者:相川 真装画:くじょう

あらすじ・概要

花の咲かない桜は、私だったのかもしれない…!
迷える茜の選択は?
季節巡る京都岡崎、青春物語!

大学進学か就職か。夏休みに入り、茜は進路に悩み始めていた。
いつでも「他人が優先」の茜は、妹のすみれと自立して暮らすためには
就職すべきと思いつつ、どこかで踏み切れない自分もいた。
そんな折り、近所の児童館で地蔵盆の手伝いをすることになった茜たちは、
奇妙な足跡を児童館のあちこちで見つけて…!?
変わらないもの、変わっていくもの、見えるもの、見えないもの。
晩夏の地蔵盆で、秋の文化祭で、正月訪れる父の実家の笹庵で、
それぞれの人が持つ「誰かを想う気持ち」に触れつつ、
自らのやりたいこと、役割に気づきはじめた茜は…?
訳あり家族の京都四季折々の庭にさす、新しい朝の光!