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文学全集

冒険の森へ 傑作小説大全 17私がふたり

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著者

著者:東野 圭吾著者:船戸 与一

あらすじ・概要

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。
第3回配本、第17巻「私がふたり」は、もう一人の私と敵または味方として対面する、不思議な物語15編を収録。

●編集委員 逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏

[編集室から]
東野圭吾「分身」の雑誌掲載時のタイトルは「ドッペルゲンガー症候群」であった。
ならばドッペルゲンガー小説をずらりと並べればいいのだろうが、それでは、読む側がつらいではないですか。
さいわい天啓の如く、船戸与一委員の怪作中編が浮上した。いや、降りてきた。
この作品は、「ドッペルゲンガー」ではないが、みごとに「私がふたり」なのである。
ネタバレなんて言わないで欲しい。30年も前に書かれた作品なのだから。

[収録作]
【長編】
東野圭吾「分身」

【短編】
船戸与一「メビウスの時の刻」
山田風太郎「万人坑」
三島由紀夫「花火」
阿刀田高「甲虫の遁走曲」
小池真理子「足」
夢枕獏「山奥の奇妙なやつ」
乙一「カザリとヨーコ」

【掌編】
稲垣足穂「自分によく似た人」
星新一「常識」
筒井康隆「環状線」
都筑道夫「空港ロビー」
赤川次郎「不良品、交換します!」
原田宗典「デジャヴの村」
高橋克彦「電話」