サムネイル1
サムネイル2

書誌情報

集英社新書

デモクラシーの冒険

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

あらすじ・概要

例えば、1100万人を超える反戦運動が、まったく無視されたわけですが、ーーそれは、なぜ!?イラク戦争以後の民主主義入門書
 一一〇〇万人を超える人類史上最大の反戦運動もむなしく、アメリカとその同盟国は、ついにイラク攻撃に乗りだします。デモクラシーを高らかに謳いあげる国々による圧倒的な暴力は、人々の意志が政策に反映されることのない絶望的な光景を、かえって浮き彫りにしました。果たして、政治はひと握りの人間によって決定され、他の者たちは粛々とそれに従うほかないのでしょうか?本書では、世界的に進行するデモクラシーの空洞化を多角的に分析しながら、私たちの政治参加の可能性を探ります。日豪屈指の知性による、深くて鋭い盛りだくさんの対話劇。「イラク戦争以後の民主主義入門書」を片手に、いっしょに考えてみませんか?

[著者情報]
姜尚中 (カン サンジュン)
一九五〇年生まれ。東京大学教授(大学院情報学環・学際情報学府)。著書に『ナショナリズムの克服』『日朝関係の克服』『在日』ほか。

テッサ・モーリス‐スズキ
一九五一年生まれ。オーストラリア国立大学教授(太平洋アジア研究学院)。著書に『辺境から眺める』『批判的想像力のために』『過去は死なない』『自由を耐え忍ぶ』ほか。