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文学全集

渡辺淳一 恋愛小説セレクション 5化粧

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著者

著者:渡辺 淳一

あらすじ・概要

京都・東山の老舗料亭、蔦乃家の三姉妹頼子、里子、槇子と母親である女将のつね。
東京でクラブのママをしている頼子、婿養子を迎え蔦乃家の若女将を務める里子、東京の女子大で気ままな学生生活を送っている槇子。
三様の生き方をする姉妹だが、実は頼子には22歳で自殺をした双子の姉・鈴子がいた。
鈴子を自殺へと追いやった貿易商、熊倉への復讐を誓う頼子の前にその熊倉が現れる。
そして、一番安定した人生を送るかに見えた里子にも思いもかけない運命が…。
伝統的な京都の暮らし、情景を横糸に美しい三姉妹とその母の「女」としての生き様が華麗に描かれる。
「京都もの」と呼ばれる著者の一連の作品の中でも頂点を極めた傑作。解説は林真理子。