『島と人類』 足立 陽 受賞作

【梗概】

 東大教授で人類学者の河鍋未来夫は、講義の最中に突如全裸になり、停職処分を受けた。彼の研究テーマは裸体主義であり、自身もヌーディストだったのだ。その未来夫のマンションを、美術系ヌードモデルのミチと、ヌーディストキャンプで知り合ったという男二人、ソーとナリが訪れる。そしてマンションの外では、破廉恥教授のスキャンダルを追う週刊誌記者・田原が張っていた。聞き込みで入手した未来夫に関する情報は、妻の長期不在と、部屋から聞きなれぬ動物の鳴き声がしていた、というものだけ。ある深夜、田原はついに、堂々と全裸でマンションから出てきた四人をキャッチするが、なぜか彼らは田原の取材車に勝手に乗り込んできて……彼らは共に、ある「島」を目指すことになる。「島」には、未来夫の妻、研究者のマリアが、ボノボの「アムニ」を連れて、先に移住していた。未来夫とマリアは、「人類」に関するある壮大な構想を企てていたのだ。

『島と人類』

【著者プロフィール】

・氏 名
・本 名
・生年月日
・現住所
・出身地
・職 業
・最終学歴

足立 陽(あだち・よう)
非公表
1978(昭和53)年1月12日
京都府宇治市
大阪府交野市
無職
京都大学大学院退学