「サラの柔らかな香車」橋本長道 受賞作

【梗概】

 「今日こそ辞める。」さしたる目的もなく不動産会社に就職した「僕」は、シャワーを浴びながらそう呟く。会社は、戸建て売買の総本山とされる都内城南エリアで、ペンシルハウスと呼ばれる狭小住宅を手掛けている。そこは売上という結果でしか評価されない厳しい世界だった。まともな休みもなく、大学出の売れない営業マンとして怒鳴られ、殴られる日々がつづく。
 そんなある日、「僕」は突然異動させられた先で、一人の課長と出会う。暴力に訴えない寡黙な課長から一旦は辞職を迫られるものの、一つの物件を売ったことで徐々に認められ、営業の要諦を叩き込まれていく……。

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【著者プロフィール】

・本 名
・生年月日
・現住所
・出身地
・職 業
・最終学歴

非公開
一九八三(昭和五十八)年九月二十五日
神奈川県川崎市
京都府京都市
会社員
慶応義塾大学環境情報学部卒業