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先輩紹介
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すばる編集部

岸 優希

2015年入社

PROFILE

所属している文芸誌「すばる」では小説の編集に携わり、幅広い年代、作風の作家を担当しています。依頼から掲載まで、時間をかけて作家とじっくり向き合う文芸編集の仕事に、難しさとこの上ないやりがいを感じています。「すばる」では、小説に加えて、LGBT、海外文学、批評、日記、現代詩など、さまざまなテーマの特集にも力を入れています。企画の立案や特集タイトルの付け方、インタビューや対談の原稿の構成……。日々の雑誌づくりで、若手として鍛えられる場面がたくさんあります。

最近、真剣に、体当たりで取り組んだ作品のひとつが、温又柔さんの『真ん中の子どもたち』でした。執筆途中に編集長から担当を引き継ぎ、幾度かの改稿をへて雑誌掲載にたどりついた本作は、芥川賞の候補作に。受賞には至りませんでしたが、タイトルから内容の細部に至るまで、温さんと打合せや電話、メールのやりとりを重ね、温さんの小説家としての挑戦や葛藤と併走できたことは、かけがえのない体験になりました。
小説というかたちで表現しなくてはならない切実ななにかを、作家の皆さんは持っているのではないかと想像します。それを読者に伝達するために、どのような工夫を施すことができるのか、考えられることはたくさんあるはず。未熟ながら、文芸編集者としてやるべきことが見えたような気がしました。

「これからもがんばりましょうね!」と誓う、温さんと編集長と私。

ワード原稿→雑誌掲載→単行本化。過程を経るごとに、読者が増えるという面白さも。

ある1日のスケジュール

10:30 出社後すぐにメールチェック
12:00 担当作家とランチ打合せ
14:00 帰社
17:00 プロモーションでアメリカから来日中の映画監督にインタビュー取材
18:30 特集へのエッセイ寄稿をお願いするべく、依頼状を作成
20:00 編集長とサクッとごはん。雑談がプチ編集会議になることも
21:00 帰社。新人作家の原稿に赤入れ→退社

私の学生時代

大学1年生のときに履修した授業で編集を生業とする方に初めて出会い、仕事の豊かさに衝撃を受けるも、「自分なんかには無理だ……」と逃げ腰になっていました。進学先の大学院では「翻訳論」の研究にのめり込みましたが、やはり編集への憧れを捨てきれず、就職活動を開始。そんな学生時代に、いくつかの出版社でアルバイトをしたり、出版社に勤務するOB・OGと親しくなれたのは、とても幸運だったと思います。酸いも甘いも、現場の“リアル”をたくさん教わり、そのうえで就活に挑むことができました。

私のオフショット

夏の休日に友人たちと河原遊びにでかけたときの1枚。魚を釣るでも泳ぐでもなく、石を振りあげ上機嫌です(恐!?)

SENIOR STAFF