エントリーマイページ
先輩紹介
BACK

ヤングジャンプ
編集部

大沢 太郎

2007年入社

PROFILE

入社以来10年間、マンガ雑誌の編集部で働いています。現在は、週刊連載を2本とグラビア、そして隔週で表紙を担当。マンガは毎週打合せをして、ネームが上がったら意見を出し合い、原稿を受け取って入稿するという作家さんとの一対一の仕事。グラビアは、タレントさんが所属する芸能事務所やカメラマンさん、スタイリストさんといったスタッフと話し合いながら撮影の段取りをするチームの仕事、表紙は大量の写真とにらめっこしながら究極の1枚を選び抜き、その号の魅力を伝えるコピーを絞り出すというある意味自分と向き合う仕事。そんな異なるタイプの仕事がレイヤーのように重なって、1週間が過ぎてゆきます。

2014年から3年間、「週刊ヤングジャンプ」の表紙を担当しています。タレントさんが登場する表紙づくりは、撮影の企画から始まります。編集部の会議で決まった表紙の女の子をどのように撮影をしたら、最も可愛い1枚を撮れるのか。制服姿で清楚に撮るのか、ファッショナブルにカッコよく撮るのか、屋外にて自然光で撮るのか、スタジオでライティングして撮るのか。無数にある選択肢の中から、最も表紙のタレントさんの良さを引き出す撮影方法を考え、ロケ場所とスタッフさんを決定します。撮影現場ではいわゆる“サークルの幹事”の役回り。撮影場所のみならず、移動手段や宿泊地、食事場所、タイムスケジュール等をときにコーディネーターさんと相談し、ときに自ら組み立てて段取りします。撮影当日、重要なのが天気! 1週間前から予報をチェックし、晴れ、曇り、雨に応じて対策を考えます。何しろ「雨の沖縄より晴れの九十九里」と云われるくらいに天気は大事! ちなみに天候の良し悪しは編集の実力と見なされるのが文化で、雨の日はとりあえず謝ります……(笑)。撮影後は、写真セレクト。表紙撮影では、2000枚前後のカットがカメラマンさんから上がってきます。それを2000枚→500枚→150枚→50枚と絞った段階で、編集長・副編集長に相談して最終的に1枚に絞ります。セレクトで決め手となるのは、ズバリ「第一印象」。Adobe社の「Bridge」というソフトで1枚1枚めくりながら、ピンと来た写真を残していきます。じっくり見ていると良さがわかるジワジワ系のカットもありますが、特に表紙写真って、書店やコンビニ、駅売でふと視界に入った際の第一印象が大切ですよね。なので、瞬間的に良いなと感じた1枚を選んでいます。仕上げのレイアウトで一番悩むのは表紙のキャッチコピーです。もちろん、表紙の主役は女の子の写真ですが、その女の子の可愛さを際立たせるアオリとして手は抜けません! この女の子はどんな子なのか、どこに注目してほしいのか。その表紙の〝売り″をひと言に凝縮する作業は、個人的に一番力が入るところです。そうしてつくられた「ヤンジャン」は、50万冊以上刷られ、日本全国に運ばれます。地方へ旅行に行ったときに町の小さな商店で売られているのを目にすると、不思議な気持ちになりますね。

この日は、「non・no」専属モデルでもある松川菜々花さんの撮影! 長崎は五島列島、豊かな大自然が広がる離島でのロケでした。

オフショットの写真は、編集者が撮ることも多々ありますよ。

ある1日のスケジュール

7:00 都内某所へ集合
撮影日。日帰りロケの場合、都内のターミナル駅に朝7時集合のパターンが多いです。その前にコンビニで買い出しをしたり、お弁当をピックアップしたりするため、大体集合時間の2時間前には起床します
14:30 撮影終了
遠方ロケの場合は撮影後、みんなで昼ご飯を食べてから帰宅します。行きのロケバスではほとんど寝ませんが、帰りは爆睡しがち。アクアラインからレインボーブリッジの間はいつも記憶がありません……(笑)
18:00 帰社
会社へ戻ってからが、ある意味1日の本番……(笑)。マンガや撮影済みのグラビア、表紙の入稿・校了作業が編集部で待ち構えています。マンガの打合せも、夕方〜夜の時間帯にすることが多いです
23:00 帰宅
撮影日は1日が長く感じます。帰りに水道橋の「王将」で一杯呑んで帰るのが最近のルーティンです

私の学生時代

いま思い返すと、「ハマっては飽きて」を繰り返す、いろんなことに長続きのしない学生生活でした……(笑)。就職活動で何をアピールしていたのか、あまり覚えてないですね。野球、テニス、ピアノ、ドラム、映像制作、旅行、コーヒーショップのアルバイト、野球場のボールボーイ、老人ホームでの介護……。結局、いまの自分に何か活きているのかと問われれば、何ひとつ残っていない気がします。ただ、編集者というこの仕事、ヤンキーマンガの打合せもすれば、美食マンガを入稿し、翌日はアイドルの撮影に立ち会ったりするわけで、必ずしも「広く浅く」は悪いことではないのかもと、この歳にして思えるようになりました。

私のオフショット

ここ2年半くらいマラソンが趣味です。とりあえずフルで3時間台を出すまでは飽きずに続けようと走っています。マラソンは自分との戦い。レースでは毎回「歩きたい歩きたい歩きたい……」と弱気になることもあれば、「あ~走るって楽しい!」とアガる時間帯もあります。気持ちの浮き沈みを繰り返しながらも、完走すればすべていい思い出に変換されるのがマラソン。どこか仕事と似てる気が……。あと、就職活動にも……(笑)。うれしいことも落ち込むこともあるかと思いますが、どうか皆さん自分のゴールにたどり着くまで全力で駆け抜けてください!

SENIOR STAFF