
三又 一泰
制作部書籍制作課


三度見される就職先へ
理系大学院まで進学したので将来はそのまま研究職に……と思っていました。しかし、就職活動を行なうなかで「研究を志したきっかけがマンガだった」と思い出し、コンテンツの持つ力に魅力を感じて出版社志望に方向転換。出版社を目指すと決めた日の帰宅後、自分の本棚を見ると8割以上が集英社の本で埋め尽くされていたので、集英社を第一志望にしました。就活が終わり就職先を教授に報告しに行ったら、三度見されました。

私の就職活動
ここは苦労した

バクバクとトボトボに挟まれて
心配性なので、面接当日は心臓をバクバクさせて会場に向かうのがお決まりでした。また面接後は毎回、通過しているか心配しすぎて「こう答えればよかった」と思いながら帰り道をトボトボ歩くのもお決まりでした。いまとなってはむしろそれが次の面接に活きていたのかも? とは思う部分もありますが……(笑)。
ここには自信があった

人生初!ヘンな経験に感謝
「出身地が大分」「大学が北海道」「理系から出版社志望」と、生い立ちを話すだけでも十分面接官の方は興味を持ってくれました。「面接結果は置いておいて、面接官の方を笑わせれば勝ち」という信念で面接に臨んでいたので、木を触る癖や学生時代の大腸菌サークルなど変な経験をしていた過去の自分にも感謝する日々でした。
スタート地点に立った私
紙の可能性を探して
書籍の進行・品質・原価を管理する部署に所属しています。オレンジ文庫・みらい文庫・ダッシュエックス文庫の担当になったので、おもにこれらのレーベルについての管理を行なっています。また、それ以外に単行本の一部担当もしています。単行本は文庫と異なり、ある意味一冊ずつオーダーメイドでつくっています。入社するまでは気にすることがなかったのですが、特殊な紙や製本方法に日々触れながら紙でしかできないことに刺激を受けています。

ある日のスケジュール
10:30
出社。メールや担当レーベルの出校物を確認。写真は担当になってからはじめて発売された本です。

12:00
ランチ。美味しいランチが多いと言われる神保町だけど、コロナのせいでまだ先輩や同期とあまり食事ができないのは残念……!
14:00
検品。この日は先輩について、「MyAge」の見本をチェック。品質を管理するために大切な業務です。

17:30
帰宅。残りの業務は在宅でもできることなので、帰宅後に取り組むことに。
いつかなりたい自分
良くも悪くもコロナ世代だと言われるタイミングで入社しました。「かわいそう」という声をいただくこともありますが、寧ろこれを二度と経験できないことだと捉え、いつか仕事に還元できるような人間になりたいです。また、様々な経験をさせてもらえる会社に入ったのでいろんな経験をしてどんな色にでも、染まれるようになりたいと思います。

他の新入社員の紹介