
吉田 柚衣
書籍販売部
書籍販売第2課


自分の勧めた本を……
幼いころから読書が好きで、「将来何か仕事につくなら、本に関係することがいいな」と漠然と思っていました。そのような背景もありますが、学生時代の書店アルバイトで、好きな作品のPOPを書いてそれが売れたとき、自分でもびっくりするくらい嬉しかったという経験がありました。自分が勧めた本を買って読んでもらえることの喜びが、本格的に出版を目指した原点のような気がします。

私の就職活動
ここは苦労した

当意即妙がニガテ……
聞かれたことに対して、言うべきことを即座にまとめるのが苦手で、面接はいつもドキドキでした。しかも集英社の面接では、思いもよらない方向の質問をされることも。言いたい事はある程度まとめて準備しておきながら、会話のように柔軟に対応できるよう頑張りました。
ここには自信があった

とにかく本が好き!
大学生のときは書店でアルバイトをしていただけではなく、ビブリオバトルに参加してみたり、卒論で電子書籍について扱ったりしました。本に関していろいろやってきたということは自分のアピールポイントになるのではと思ったので、そこには自信をもって面接に臨んでいました。
スタート地点に立った私
本を書店に、読者に届ける
おもな仕事は、担当作品の初版部数や価格を決め、発売日に書店さんに本が並び販売できるようにすることです。その流れの中では、社内の打合せをはじめ、取次会社さんなど社外の方々に、本についていて説明する機会が多くあります。いまは作品の特徴や類書の売れ行きなど、しっかり把握してわかりやすく話せるように頑張っているところです。 また、「どこで」「どのように」売っていくのかは作品ごとで変わります。みらい文庫では小学生の休みにあわせたフェアのセットをつくって案内したり、単行本では発売にあわせてイベントを開催することも。このように、“本をどう売るかを考える”という要素もあると感じています。

ある日のスケジュール
10:00
出社して、担当作品の売上チェックなどのルーティンワーク。発売翌日には、売れ行きをみて重版の検討もします。
12:00
昼食。最近はテイクアウトなどで、自分の机で食べてしまうことが多いです。デスクには、みらい文庫前担当の先輩から引き継いだのぼりも。

15:00
みらい文庫編集部との打合せ。レーベル全体の売上や、翌々月発売の作品の部数について説明します。タイトルや表紙カバーの打合せに参加することも。
17:00
資料作成、メール対応など。POPなどの手配や書店さん向けの注文書作成など、その日によってやることは様々です。

18:30
退社。きりが良いところで仕事を終わらせ帰るようにしています。繁忙期はもう少し残って作業することもあります。
いつかなりたい自分
「本が好き」と言いながらも、ノンフィクション系はあまり読んでこなかった私。また昔は読んでいた児童文庫の状況も、当時とは大きく変化していました。知識も少なく、まだまだ頼りない販売担当だと思います。これからは様々なジャンルの本を読んで、数字の読み方などを身につけ、信頼してもらえるようになりたいです!

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