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2026年度 内定者座談会
先輩たちの就活エピソードをチェック!
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2026年度 就活アンケート
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内定者座談会
Crosstalk
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先輩たちが、就活の経験を振り返る「内定者座談会」。
今年は、2026年4月に入社予定の内定者のうち5人が集結!
自身が大切にしたことから、笑いあり涙ありのエピソード、そして後輩たちへのアドバイスまで、本音で語ってくれました!
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新書志望 Aさん関西在住。大学院で倫理学を研究。
学生時代はラクロス部の活動に打ち込んだ。 -
ライツ志望 Bさん海外育ちの外国籍。
日本の文化が好きで、就職を視野に入れて都内の大学に進学。 -
少年・男性コミック志望 Cさん関東在住。
法律を専攻し、弁護士を目指したこともあったが方向転換、2度の就活に挑戦。 -
少女・女性コミック志望 Dさん九州出身、関東在住。
学生時代はアパレル店で接客販売のアルバイトに励んだ。 -
ファッション誌志望 Eさん四国出身、関東在住。
ゼミでは移民について研究。雑誌編集部でアルバイトも経験。
みなさんは、いつ頃、どんな風に就活を始めましたか?

Dさん
私が就活を始めたのは、3年生の4月頃。大学で開催された、マスコミ講座を受けたんです。内容も興味深く、頼れる先生にも出会えて有意義でしたね。途中でやる気が失速してしまった時期もあったけれど、秋からその講座で面接の練習が行なわれるようになったのを機に、エンジンをかけ直しました。

Bさん
私は外国籍なんですが、大学卒業後も日本で生活したくて就活することに。3年生の6月にリクルートスーツを買って、就活イベントに参加しました。心配性なので早めに始めたけれど、今思えばもう少し後から始めて、悩む時間を短くしてもよかったかも。

Eさん
私も、3年生の6月頃に始めました。出版社に憧れてはいたものの、狭き門だと思っていたので、最初は幅広い業界をチェックしていたんです。スイッチが入ったのは、10月に他出版社のインターンに参加した時。「自分でも雑誌の仕事を目指せるかもしれない」と第一志望に決めてからは、後戻りできないように周りにも宣言しました!

Aさん
僕が始めたのは、修士1年の1月。短期留学をする前に心構えだけでも知っておこうと、OB訪問をしたのが第一歩でした。地方在住で情報も人脈も限られていたので、実際に出版社で活躍されている方のお話がすごく刺激になりましたね。遅めのスタートでしたが、そのぶん学業や部活にはじっくり打ち込めた気がします。

Cさん
僕は、2度の就活を経験。もともと弁護士を目指していたんですが、自問自答するうちに疑問が生まれてしまって。そんなとき、『Dr.スランプ』を再読して「編集者になりたい!」と目が覚めたんです。でも、1年目は準備不足で全敗。猛省して、2年目は全力を尽くそうと決意しました。4年生の早い時期からあらゆる業界を見て意志を固め、1月以降は出版社に集中。紆余曲折ありましたが、1年目の失敗によって自分自身の引き出しがふえた気もしたので、無駄ではなかったのかな、と感じています。
本選考にエントリーした企業数や、ESを書く際に心がけたことを教えてください。

Aさん
僕は、出版社7社にエントリーしました。意識したのは、“自分のやりたい企画を具体的に書くこと”。出版社のESは簡単には書けない質問項目が多いので、ES公開直後から難しい質問をスマホにメモして、常に頭の片隅で答えを考えるように。

Bさん
すごい! 私は、ESが公開されてもしばらくアクセスできなかったんです。見ると考えずにはいられなくなるから、現実逃避してしまって。ただ、就活中にずっとやっていた、「なぜ日本で働きたいのか」「外資ではなく日本の企業がいいのか」「出版社がいいのか」と棚卸ししていくエクササイズは有効だったかな。結局、締切1か月前から書き始めて8社に提出。ESには、立派な結果を残した経験でなくても、本気で取り組んだことなら書いていいんだ、と気づいてからは、趣味の活動についても自信を持ってアピールしました。

Dさん
私もすぐには開けなかったよ(笑)。3週間かけてギリギリ仕上げるような形で、15社に提出しました。特別な資格や経験のない自分を、なんとか印象づけたくて、どこかに必ずアパレルのアルバイトのエピソードを。“一貫性のあるES”を目指したつもりです。

Cさん
僕は、出版社を含むエンタメ業界の25社にエントリー。数が多くて一つひとつに時間はかけられなかったけれど、その分、計画的に集中して進めることができ、完成度も高まった気がします。ESを書く上では、他の人にはない経験を紹介することで“色”を出せたらと、夢が変わって迷走したことや就活1年目の失敗など、“恥ずかしいこと”も積極的に書くようにしていましたね。

Eさん
私も25社に提出。出版社のESは、年末ぐらいから構成を練りはじめ、締切2週間前には文章に。完成したら、母に電話して意見をもらっていたので、二人三脚で進めた感覚です。私をよく知っていて、雑誌の仕事にも関心がある母のアドバイスは、とても的確でした。

Aさん
なるほど……。僕は、相手の意見に左右されるのが怖くて、誰にもESを見せなかったんです。でも、考えてみたら意見は多いに越したことはない。アドバイスをもらった上で、自分で決めていけたら、もっといいものになったかも?
Webテストや筆記試験のためには、どんな対策をしましたか?

Bさん
私は、夏に他社のインターンでWebテストを初体験した後、10月から参考書に取り組みました。筆記対策では、時事キーワードをチェック。あとは、もともと文化関連の情報摂取が好きだったこと、よく書店に足を運んでいたことに助けられましたね。

Cさん
確かに、筆記試験では、普段の習慣や行動がものを言う場面が。僕の場合は、普段から新聞を読んだり、なるべく難しい漢字を使って日記を書いたりしていたことが役に立ったかも。Webテストに関しては、1年目は甘く見て失敗したので、2年目は心を入れ替えて参考書と格闘。他社選考の段階で形式に慣れることができたのも大きかったです。

Aさん
僕も、ES提出後にWebテスト用の参考書を3回繰り返して勉強。筆記対策は、文学賞受賞作や受ける出版社の作品を押さえたくらいでした。もっとやるべきだったんだろうけれど、ESや面接の対策もあったので、できるだけコンパクトにしたくて。

Dさん
私も、ESが終わった後から対策を始めました。参考書の内容を頭に詰め込んだり、YouTubeの就活用動画を見たりしたけれど、最後まで自信が持てず……。精神的に落ち着かなかったので、もう少し早く始めて、安心できたらよかったな。

Eさん
同感! 私も、Webテストも筆記試験も手応えを感じられなかったので、結果が出るまでハラハラしていました。特に漢字対策には力を入れるべきだったと反省しています。
いよいよ最終関門! 面接に臨む上で、大切にしていたことは?

Dさん
私が大切にしていたのは、“等身大の自分を見せること”。そのために、マンガのイベントに足を運ぶなど、自分の言葉で話せる経験を増やすように。中でも重視したのは、読書史づくり。昔愛読していた少女マンガについて、なぜ魅力を感じたのか、大人になったいま言語化し、手書きでメモしていく作業に、一番時間をかけましたね。

Eさん
私はファッション誌志望なので、外見で説得力を出せたらと、モード系の服装や髪型で会場へ。ファッションへの愛は伝えられたのですが、最初のうちはそれ以外の知識が追いつかなくて。入社後は、どこに配属されるかわからない。出版社を受ける以上は本についても熱く語れなきゃ、と面接を重ねるなかで新しい本を読んだり、好きな本を振り返ったりして、「どんな分野でも頑張ります!」と意気込みを示しました。

Cさん
僕にとっては、面接は“勝負”。闘争心むき出しで挑んでいました。面接官の方からの質問に、頭をフル回転させて自分の意見をぶつけ、全力で殴り合うようなイメージ(笑)。経験上、冷静に話すと冷たい印象になり、素で話すと内容がまとまらなくなる自覚があったので、この方法をとったことで楽しみながら自分を出せたかな、って。

Aさん
僕は、スプレッドシートで想定問答集をつくっていたんです。なのに一度、焦って言葉が出てこなかったことが。考えてみたら、“準備する”の先に“覚える”という段階があったなと(苦笑)。それからは、直前に再確認。集英社の面接前にも、神保町のカフェで、事前に考えた10個の企画を全部言えるか、指折り数えながらつぶやいていました。

Bさん
私は、面接を“評価される場”ではなく“企業について知る場”と考えるようにしていました。“質疑応答”より“会話”に近づけるように、想定外の質問にも「難しいですね」「ちょっと考えさせてください」と言って、沈黙して熟考してから答えたり。完璧な日本語ではなかったと思うし、身振り手振りを使ったことも。それでも大丈夫だったから、これから日本で就活をする外国籍の方には、「正しい表現や文法にこだわらず、自分が本当に言いたいことを伝えるのが大事なんじゃないかな」と声をかけたいです。
最後に、ご自身の経験を踏まえて、後輩へメッセージをお願いします!

Eさん
これまでの人生、なんとなく周りに流されることが多かった私にとっては、就活が“初めての大きな決断”でした。就活中は、何者でもなかった自分を認めてもらえたり、反対に自分の足りないところに気づけたり。“自分を肯定しながら改善できる期間”だったと感じています。新卒で採用試験を受けられるのは今だけ。このチャンスを逃さずに、進みたい道を目指してほしいな、と思います。

Dさん
やってみないとスタートラインにも立てないから、勇気を出してトライしてほしいよね。就活って、自分の原点に立ち返って、熱く夢を追いかける……まるで少年マンガみたい。私も真剣に取り組んでいましたが、実は同じ期間に、好きなアイドルのツアーであちこちに遠征もしていました(笑)。すごく忙しかったけれど、逆にそれが、計画的にスケジュールを組むきっかけやモチベーション維持につながっていたのかもしれません。

Aさん
うんうん、リフレッシュは重要! 僕の場合は、部活に顔を出して後輩と汗を流したり、新幹線での往復時間に読書したりしたのが、いい気分転換になりました。僕のなかで就活は、“自分の“好き”を再確認できた時間”。ESや面接のために、好きなものの理由を見つけて言語化する作業が、想像以上に面白かったんです。出版社を目指す人は、本やマンガ、雑誌に関わりたいと思っているはず。何か情熱を傾けたいものがあること自体、ラッキーだと思うので、それを原動力にするといいんじゃないでしょうか。

Bさん
私は就活を通して、自分と仲良くなれた気がします。大学卒業という人生の節目に、自分がこれまでやってきたことを振り返り、これからやっていきたいことを一つひとつ深堀りすることができたので。ただ充実はしていたけれど……個人的には就労ビザの手続きの心配などでストレスも多かったから、二度と経験したくはないかな(笑)。長期戦となる就活中は、対策だけでなくちゃんと寝たり泣いたりすることも大事。これから挑戦する方も、一人で引きこもらず周りと交流して、メンタルケアをしながら頑張ってください。

Cさん
僕は、就活のおかげで自分の人生について、改めて考えることができました。ESや面接で評価してもらえたことで「自分って案外悪くないな」と思えたし、出版社を受けることで新しい本やマンガに出会えて就活も楽しくなった。後輩のみなさんにも、「“好き”な気持ちは負けない。だから自分の“好き”を軸に突き進んで!」と伝えたいですね。