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本気の美容誌

マキア編集長&副編集長インタビュー

絶好調美容誌「MAQUIA」の
最大インパクトを生み出す
表紙のつくり方

いまをときめく旬の女優さんやモデルさんが次々に登場し、はっとするような魅力的な表情を見せていると毎号大きな話題となっている「MAQUIA」の表紙。そんな唯一無二の表紙をつくり出せるわけは? 総合プロデューサーとして「MAQUIA」の表紙のディレクションにあたる湯田桂子編集長と、撮影現場で全体を取り仕切る伊藤かおり副編集長に話を聞きました!

湯田編集長に聞く、
女優の意外な表情を引き出すコツ

湯田 桂子

PROFILE

2004年に「MAQUIA」を立ち上げた創刊メンバーのひとり。その後ノンノ副編集長、編集長を経て、2014年、10周年のタイミングでマキア編集長に。

———「MAQUIA」ならではの、表紙のこだわりを教えてください。
湯田:「MAQUIA」は美容誌ですから、中身の99%が美容記事でできています。美容に興味のない人には手に取ってもらえない雑誌ですし、中ページでは、旬のメイクの提案を様々な角度からしています。だからこそ表紙では、旬のメイクはこうですよ、というような提案はしていません。ただ単にトレンドのメイクを見せるのではなく、メイクそのものが持つ圧倒的な力を見せる、ということにこだわっています。メイクで表現できる意外性のある美しさや女らしさを追求したいと思ってつくっています。
———ほかでは見たことのないような女優さん、モデルさんの表情に引きつけられます。
湯田:以前に所属していたファッション誌や創刊当時の「MAQUIA」で表紙担当の現場を経験してきた中で実感したのは、普通のことをやっていては、普通にきれいな表紙しか撮れないということです。ファッション誌だと洋服の提案も兼ねているので、季節感やその時のトレンドに合わせた洋服で撮影することがほとんどですが、なんとなく撮影してしまうと、なんとなくかわいい写真にしかならない。「MAQUIA」は美容誌なので女優さんの顔のアップで勝負するわけですし、なんとなくでは読者を引きつけることはできないのです。旬の女優さんの、新たな表情を切り取ることができた表紙は読者に与えるインパクトが違いますし、表紙が強い号は売れ行きもいい。毎号、読者をびっくりさせられるような表紙を目指しています。
———実際にはどうやって、意外性を引き出しているのでしょう?
湯田:女優さんのイメージとは逆のテーマを設定して、撮影に臨むことが多いです。たとえば、CMで赤のイメージが強い女優さんに、真逆のブルーをキーカラーとして提案したり、全国区のドラマで老若男女に愛されている女優さんには「ふてくされた悪女」をテーマにしたり。ただテーマ設定はしますが、最終的にテーマどおりの写真が撮れなくても問題ありません。撮影スタッフみんなで、テーマに肉づけしていくことで、最初に想像していたよりも深みのある写真が撮れることが多いのです。「MAQUIA」の中ページの記事はスタッフが全力でつくってくれています。でも、表紙がありきたりだったら、スタッフのせっかくの努力が台無しになってしまう。スタッフの努力を無駄にしないためにも、編集長として表紙に精一杯の力を注いでいます。メイクの魅力を最大限に表現した表紙を生み出せるよう、毎号、いままでのどの表紙よりも“きれい”を目標に、様々なアプローチの方法を考えています。
伊藤副編集長に聞く、
撮影現場を盛り上げる段取り

伊藤 かおり

PROFILE

ノンノ編集部、モア編集部を経て、2009年よりマキア編集部へ。2013年よりマキア副編集長。

———表紙担当としての主な仕事を教えてください。
伊藤:まず表紙撮影をお願いする女優さんやモデルさんが決まったら、撮影スタッフのキャスティングをします。どんなテイストの写真を撮りたいかによって、そのテイストが得意なカメラマンさん、スタイリストさん、ヘアメイクさんに依頼することになります。その後、撮影のテーマに沿ってスタッフのみなさんと事前打合せをしてイメージを共有。撮影場所を決定したり、スタイリストさんの用意してくれた衣装をチェックしたり。当日は撮影がスムーズに行なえるよう、様々な雑用をこなしつつ、進行を指揮するという流れです。
———苦労することはありますか?
伊藤:編集長の設定するテーマが一筋縄ではいかないこと(笑)。毎回、その発想はどこから湧いてくるの? ということも多いのですが、それを限られた時間の中で形にするのが大変ですね。撮影日までにイメージ通りの洋服が用意できるかなど、はらはらすることも多いです。カメラマンさん、ヘアメイクさん、スタイリストさんと事前打合せをした際に、テーマの解釈が各人でちょっとずつ違うことが発覚する場合もあります。「MAQUIA」自体が以前より、大人っぽく品のあるテイストに変わってきているのですが、「MAQUIA」ってふんわりかわいいイメージだよね、という風に捉えている方がいたり。こちらの理想とするビジュアルに近いものをいろいろと見ていただいたり、言葉の細かなニュアンスを確認したりして、イメージのすり合わせを怠らないようにしています。
———撮影当日はどんな様子なのですか?
伊藤:表紙モデルの方をはじめ、スタッフのみなさんに、気持ちよく撮影に集中してもらうことを第一に考えて行動します。テーマをわかりやすく表紙モデルさんに説明することも重要ですし、スタッフのテンションがあがるケータリングを手配したり、現場を盛り上げるためのこまごました気遣いも必要です。時には思い描いている写真がなかなか撮れなくて、現場に停滞した空気が漂うこともありますが……。これぞという写真が撮れるまで、粘ります。撮影現場の苦労は読者には見えない部分だし、最高の写真が1枚撮れれば、結果オーライ。現場で苦労しても、実際に雑誌ができあがって表紙の評判が良ければ、表紙モデルさんも撮影スタッフもまた「MAQUIA」の仕事をやりたいと言ってくださいますし、その言葉が一番うれしいですね。

長丁場の撮影ではケータリングを取ることも多いのですが、直近の撮影ではおいしい海苔巻きが人気の「DECO」さんのお弁当を頼みました

撮影終了時には、お疲れさまの気持ちを込めて、表紙モデルさんに花束を差し上げています。清楚なピンク系でオーダーしたのは、白石麻衣さんへの花束