本×デジタル×体感で
ひとりっぷ®
プロジェクト、
全方位展開中

backひとりっぷ®のキャラクター「ひとりっP」

旅好き編集者のこだわりと
熱量がムーブメントを起こす!

7月のとある日曜日、ふだんは静まりかえっているはずの休日の集英社に、次々と集まってくる女性たち。彼女たちの目的は「ひとりっぷ®わっしょい秘境絶景カーニバル」。集英社より刊行された「ひとりっぷ®」本の第2弾、『明日も世界のどこかでひとりっぷ2 秘境・絶景編』の出版を記念して開催されたトークショーである。

そもそも「ひとりっぷ®」とは「女性が自分のために自由に作る旅」を意味する、集英社の登録商標。無類の旅好きの集英社社員で、「ひとりっぷ®」本の著者・福井由美子(=ペンネーム“ひとりっP”)が、その生みの親である。
年末年始や夏休み、そして週末の弾丸旅行ふくめて、気づくと海外渡航回数400回を超える、その圧倒的な旅の経験値をもとに、福井は『SPUR』編集長時代の2013年より、コラム「今月も世界のどこかでひとりっぷ®」の連載を開始。1/3ページというわずかなスペースにもかかわらず、独自視点の旅情報をこれでもかと詰め込んだ記事は、次第にファンを増やし、書店でのトークイベントやラジオ番組の出演オファーが舞い込むようになる。

2015年夏、社内異動により福井が『SPUR』編集長を退いたのちも、ひとりっPの旅は続いてゆく。連載はWEBサイト「SPUR.JP」にて継続され、インスタグラム「hi_trip」のフォロワー数は伸び続けた。次第に社内での認知も高まり、広告部、販売部、雑誌デジタル編集室、整理編集部、知的財産課など社内の多数の部署の応援もあり、2016年12月、旅行ガイド『今日も世界のどこかでひとりっぷ®』が満を持して刊行される。連載開始当初は福井自身、「ひとりっぷ®」が一冊の本の形になるとは、まったく想定していなかったという。

同書は“ひとりっP”こと福井が、プライベートのひとり旅で、自腹で見て食べて味わいつくした結果、自信をもっておすすめできる情報だけを、自分の言葉で、自身がデジタル一眼レフカメラで撮影した写真のみで構成している。これまでのガイドブックとは一線を画す内容やデザイン、そして何より筆者の持つ熱量そのものが「面白い」と評判を集め、現在まで4刷累計4万部を発行。旅本のジャンルでは異例の大ヒットとなった。第2弾は『明日も世界のどこかでひとりっぷ®2 秘境・絶景編』として、ウユニ塩湖、イースター島、リオのカーニバルの楽しみ方などを紹介。第1弾よりさらにパワーアップした“ひとりっP”節が炸裂している。

電子書籍『ひとりっぷto GO!』はスマホやタブレットでの操作性を追求した「Sマガ」(集英社の雑誌アプリ)のほか、「Kindle」からも購入できる。

現在、「ひとりっぷ®」プロジェクトはこうした紙の出版以外にも、「香港編」「台北編」「マチュピチュ編」など行先別にまとめられGoogle mapとも連動した電子書籍『ひとりっぷ to GO!』の配信や、さらに「SPUR.JP」内の「ひとりっぷ®WEB」やインスタグラム「hi_trip」でもアクティブに発信を続けファンを増やしている。また同時に、読者を集めての社内外でのトークイベントの開催、そして集英社のアパレル通販「FLAG SHOP」での商品販売なども行い、さらに、香港政府観光局、ハワイアン航空、エアタヒチ ヌイ、ソニー銀行ほか多数の広告タイアップが実現し、クラブツーリズムでコラボツアーを組むなどビジネスは拡大を続けている。

ひとりの編集者の発信が、読者や周囲の共感をよび、デジタルやSNSなどの技術を活用しながら成長し、誰も予想しなかった方向へと転がっていく。出版社ならではの「コンテンツを生み出す力」「情報を発信する力」が、次のビジネスチャンスを創造することを、大いに示唆するプロジェクトとなっている。