気をつけないと、<大切な人>を失ってしまう――
奇怪、痛快、あったかい。森見流ファンタジーの新境地!

小学生の姉妹は甘い香りに誘われるように宵山の街へ。
はぐれた妹は、赤い浴衣の女の子たちに導かれて…。
「宵山姉妹」

「超金魚」を育てた男・乙川は、高校時代からヘンな男だった。
彼の案内で、宵山の夜を満喫しようとしたのだが…。
「宵山金魚」

期間限定サークル<祇園祭司令部>を結成した大学生たち。
愚かしくも壮大な彼らの計画とその目的とは?
「宵山劇場」

夜店の骨董屋で買った万華鏡は、叔父を幻惑した。
その中に現れたのは、20年前に姿を消した娘だった…。
「宵山回廊」

目がさめると、また同じ宵山の朝。時の迷路に囚われた男は、
この繰り返しから抜け出すことができるのか。
「宵山迷宮」

バレエの教室の帰り、姉妹は宵山で賑わう街へ寄り道。
姉は怯える妹の手を離し、雑踏に置き去りにした。
「宵山万華鏡」