
M.T.
資材部 資材課 副課長
具体的な業務について教えてください
資材部は、集英社が刊行するすべての雑誌・コミックス・書籍の「紙」を一手に引き受け、安定供給を担う出版社でも稀有な専門部署です。編集部や営業部門などと打合せを行ない、本の判型やページ数、部数、そして「読者にどう届けたいか」という編集意図を汲み取り、数多くある銘柄から最適な用紙を選定・提案します。決定後は、洋紙代理店を通じて用紙を確保の上、納品手配を行ないます。単に発注するだけではなく、印刷・製本・加工工程でのロスを見越した必要な用紙枚数の算出、価格交渉によるコスト管理や発売日に間に合うような生産・供給スケジュールの管理、時には物流調整まで行ない、出版活動を支えるインフラとして機能しています。
集英社の仕事のやりがいは?
自分が手配した「紙」が、読者が手にする「作品」の一部になることです。紙の質感や厚み、色味は、読者がページをめくる体験そのものを左右します。適切な紙を選ぶことで作品の魅力を最大化し、最高の一冊を世に送り出す喜びは格別です。また、年間数千点に及ぶ膨大な発行点数を支える責任感も大きな糧となります。原材料高騰や災害による供給不安など、目まぐるしく変わる市場環境のなかで、パートナー企業と信頼関係を築き、自らの交渉や判断で最適解を導き出し、本を刊行しつづけます。 その最前線で作品の価値を守っているという自負が、日々の原動力となっています。
一緒に働きたいのはどんな人?
第一に、周囲と意思疎通を図り、信頼を構築できる「誠実なコミュニケーション力」を持つ人です。資材部の仕事は、社内の編集者から社外の洋紙代理店、印刷会社担当者まで、多くのプロフェッショナルとの連携で成り立っています。ニーズを的確に把握し、調整する力が不可欠です。第二に、「全体最適の視点で物事を考える力」がある人です。編集部の意図やメーカー・洋紙代理店の事情、コストや納期など複数の条件を踏まえた意思決定が求められるため、単なる希望ではなく現実的な落としどころを見極める力が重要となります。
そして何より、集英社のコンテンツを愛し、一冊の本ができるまでのプロセスに敬意を払える人とともに、出版の未来を支えていきたいです。