• モバイルQRコード
  • PCの場合下記メールアドレスに空メールを送信して下さい yourei@shueisha.net
    ●ドメイン指定受信機器をご利用の方は、Club楊令伝のメールを受信する為にshueisha.netからの受信を許可して下さい。●2012年8月(最終巻の発売)まで、毎月1回新刊発売日に一斉メール配信の予定。そのほか楊令伝に関わるフェアなどのお知らせを配信することもあります。
Get Adobe Flash player
  • 【日本との結びつきで利を上げる瓊英の交易】
    盲目の養父・鄔梨の教えによってその商才を遺憾なく発揮している瓊英。阮小二の開発した、いっそう揺れに強く、また速く進める大型船を趙林が操縦し、沙門島から日本へと荷を運ぶ。梁山泊側から日本へ輸出されるのは主に香料、綾絹、教典、陶磁器や毛皮など。日本から運んでくるのは、疫病に効くとされている昆布や、砂糖、砂金のほか、兵器に使う硫黄などだった。が、その利が大きくなるにつれ、青蓮寺も警戒を強め、対策を講じようとする。

  • 【幻王の影に怯える呉乞買、旧遼主を騙し討ちにする】
    「おまえの背後には、いつも幻王がいる――」幻王との約定に逆らい、旧遼主と手を結んで燕雲十六州を奪取しようと企んだ呉乞買。が、それを見透かした梁山泊は、公孫勝を呉乞買のもとに送り、旧遼主を亡き者にするよう申し渡す。旧遼主を討たねば自分が殺されると悟った呉乞買は、三万の軍を率いた唐昇を従え、陰山へと進軍。燕雲十六州の奪取のための軍と思った旧遼主は、何の疑いもなく呉乞買の幕舎を訪れ、そこで騙し討ちにされた。

  • 【覇州・大城】(はしゅう・大城)宋が燕雲十六州を領土に加えてから、賊徒が横行し、役人の不正が目立つようになった旧宋・金国の国境地帯。そこに暮らす村人たちは傭兵を雇って自衛したが、やがて宋の地方軍が対策に乗り出すと、傭兵たちは居場所を失ってしまった。そんな傭兵たちが、軍学に心得のある頭領を頂いて、覇州・大城に三千ほど立てこもっていた。
    もともと大城は、楊令が河水流域の拠点にと思い定めていた土地。大城の主にも興味がわいた楊令は、蘇琪らを伴って、自ら進軍する。
  • 【安平】(あんぺい)真定府から二百里弱のところにある城郭。梁山泊を攻める趙安・陳翥は五万弱の兵をここに展開し、呼延灼軍と闘いを繰り広げた。史進が陳翥を討ち、穆凌が趙安を討ったが、息子・穆凌を守るため単騎で五千騎を止めた呼延灼は、ここで戦死した。
  • 【岳飛と花飛麟、邂逅す】北京大名府から北へ百里ほどの地に、まさしく梁山泊攻めの急先鋒として岳飛は陣を張った。向かうは清河の張清軍だが、対峙というにはほど遠い。幾度かの陽動にも乗らない張清軍に対し、岳飛軍は進軍を開始。ほどなく花飛麟軍との対決となる。気力も兵力も互角の両軍の闘いだったが、一瞬の隙をついて岳飛の眼が花飛麟を捕らえる。が、その瞬間に史進の遊撃隊、そして劉譲の援軍が現れ、決着がつかぬまま、二人の邂逅は幕を閉じた。
    ふたりが離れる瞬間、花飛麟が岳飛に向けて放った矢は十本。その騎射の見事さに、岳飛は、花飛麟という男のことを頭にしっかりと刻み込んだ。
  • 【梁山泊】 呼延灼(こえんしゃく)
    戦への魂は決して失わず、三年の間、大きな衝突を避けて流浪の軍に徹した。すでに年齢は五十に近くなり、物言いも多少分別臭くなった、と史進に思われているようだ。息子・穆凌が梁山泊入りして史進の隊にいるが、どうしてよいのか分からぬままに声をかけることはせず、馬を見立ててやったりと遠くから見守るだけだった。趙安軍と対峙した際、趙安に向かって切り込んで行った穆凌を守るべく、単騎で双鞭を振い、五千騎を止めた。そこで力つきた呼延灼は穆凌ではなく呼延凌、と名を呼びかけ「息子が、親父より先に、死んではならん」と言い、双鞭を託して絶命した。
  • 【梁山泊】 侯真(こうしん)
    父母は梁山泊のために働いた間諜で、青蓮寺にその正体がばれて殺された。息子である侯真は、危険を避けるため顧大嫂のもとで育てられたが、武松・燕青とともに楊令に出会うため北へ。楊令と出会ったのちは、そのまま幻王軍の黒騎兵として訓練を受けた。新生梁山泊の頭領に楊令が迎えられるにあたって幻王軍を離れ、公孫勝のいなくなった致死軍を指揮することになる。王清・王貴を奪還する際に呂英と立ち会ったが、取り逃がしている。父母を殺した高俅が乞食の如く落ちぶれているのを見、復讐への情熱はなくなった。
  • 【梁山泊】 鐘玄(しょうげん)
    呼延灼の下で長く下級将校を務めた、凡庸だか確実に仕事をこなす男。東光・清河の戦闘から上級将校に格上げされた。元は晋州の田舎役人で、『替天行道』を読んで憑かれたように梁山泊に入山した。三千の兵を指揮することを分相応と思い、戦の前は眠れないほど緊張する。
  • 【梁山泊】 穆凌(ぼくりょう)
    花飛麟部隊の隊長。黙々と命令をこなす寡黙、かつ優秀な男。梁山泊の中でも知るものは少ないが、実は呼延灼の実子。その母は妓楼を経営する男と再婚し、そこで育った穆凌は、男色の客を取らされそうになり、客の男を刺し殺して逃げてきた。洞宮山へ旅していたところを偶然李俊に拾われ、梁山泊入りした。花飛麟の部隊に属していたが、史進と呼延灼の命で史進の騎馬隊に加わることになる。呼延灼の息子ということを公にできないため、軍での行動を通して父とのつながりを求めている。また生まれ育ちのせいか「男らしくない」と言われることを極度に気にしている。趙安軍と対峙した際に、単騎で趙安に無謀な切り込みを仕掛けた。趙安の首は取れたものの、その背後を守って五千騎を倒してくれた父を失った。
  • 【宋】 扈成(こせい)
    聞煥章の部下。本当は梁山泊軍の扈三娘の兄で、扈成という名。身分を隠して聞煥章に仕えていたが、正体を明かし、「国の裏から、歴史を大きく返ることに関わりたい」と思いを吐露。聞煥章に捕らえられた妹の脱出に一役買ったが、青蓮寺で働くことには変わりない。彼が聞煥章の代役を務めるようになってから、青蓮寺の役割も変化しつつある。
  • 【宋】 童貫(どうかん)
    禁軍元帥。戦だけが生き甲斐。若き楊令に兜を飛ばされた記憶…楊令の出現を畏れながら、本心は待ち続けている。黎城で岳飛の闘いぶりを見、その堂々たる体躯と非凡な強さに心ひかれ、自分の従者にした。度人を使う方臘軍との地獄のような戦いに勝利したが、心にはやはり疲れが。調練の合間にかつての師であった子午山の王進のもとを訪ね、秦容と立ち会い、心を奮い立たせた。今は梁山泊との戦いを人生最後の戦いと決め、来年の一年が勝負の時と見定めている。全ての戦が終わったあとは山中に小さな庵を結び、季節の移ろいに身を任せながら、戦の思い出と自然だけを友として暮らしたい、そう願っている。
  • 【宋】 陳翥(ちんしょ)
    童貫軍の将軍。江南の対方臘戦に参加。南の闘いが済んでからは梁山泊軍との闘いに備え、真定府に駐屯。趙安のもとで呼延灼軍と闘ったが、史進に討ち取られた。
  • 【宋】 趙安(ちょうあん)
    齢五十近くになる、童貫の子飼いの将軍。梁山泊との最終決戦で流花寨を陥とした男。その用兵はもはや老練の域に達している。雄州に本営を置き、燕京の戦いに力を尽くした。梁山泊との最終決戦を前に真定府に駐屯。「凡将の闘い方で梁山泊に勝つ」ことを誓う。呼延灼が宋軍に居た頃二人は親交があり、こうして今刃を交わしていると憎しみというより親しみすらおぼえる、と趙安は感じた。が、その首を獲りにきたのは呼延灼の息子・穆凌であり、呼延灼自身も息子を守るために命を落とした。
  • 【遼】 耶律延禧(天祚帝)(やりつえんき)
    遼の帝。上京臨潢府にいたが、金国・幻王の連合軍の攻城戦に破れ陰山に逃げ、西夏の庇護を受けている。未だ四、五万の兵力を有し、聞煥章と交わしていた密書によると、金国の呉乞買とともに宋の支配する燕雲十六州を攻める策略をしていた。が、公孫勝を通じて梁山泊からの脅しを受けた呉乞買に騙され、陰山の傍で討たれる。
  • 【金】 唐昇(とうしょう)
    元は童貫のもとで将校見習いとして経験を積み、三十歳目前で北京大名府の将軍になった。が、祝家荘戦の敗戦で青蓮寺のやり方に違和感を覚え、流浪の軍として梁山泊に協力。今は金の将軍として阿骨打を支えている。金国内の軍閥の問題に長くあたっていが、現帝から「旧遼軍の兵を可能な限り金軍に取り込め」と指示を受け、燕京で蕭珪材を取り込んだ。梁山泊の意思により天祚帝を討つべく呉乞買とともに陰山へ進軍、実際にその首を落とした。
  • 【金】 呉乞買(ウキマイ)
    阿骨打の弟。一見物静かな印象。阿骨打の死により完顔晟と名乗り、責務を果たしている。だがどこか計算高いところが覗くらしく、兄のように慕われてはいない。兄が滅ぼした旧遼の天祚帝と結ぼうと策を巡らせていたが、それに気づいた公孫勝が自ら呉乞買を脅迫、その企みは部下の前で潰された。天祚帝を討たねば自分が殺されると思った呉乞買は、唐昇を伴って陰山へ進軍、そこで天祚帝を騙し討ちにした。
  • 【他】 韓伯竜(かんはくりゅう)
    ほとんど交流はないが、韓世忠の異母弟。燕雲十六州に近い、宋の覇州・大城で三千の反乱軍を率いていた。身なりの整った、目立たない男だが、人を引きつける魅力を持っている。軍を嫌って、自ら「指揮官」とは言わないようにしていたが,公孫勝や楊令の姿を見て開眼。大城を出て、梁山泊軍とともに宋と闘うことを決めた。
  • 【他】 五郎・源太(ごろう・げんた)
    瓊英の交易船が連れてきた日本人。やや宋の言葉を話すことが出来、呉用とはよく話をした。日本刀を腰に下げており、高平はその切れ味の秘密に興味を持っている。日本の北の方から来たらしい。宋の言葉を話すことができ、瓊英に日本語を教え、時にはその交易の旅に随行する。

単行本の発売情報、北方謙三のスケジュール、梁山泊の会、特集コンテンツなど数々の企画をやってきた特集サイト。※今後の更新の予定はありません。
>>単行本「水滸伝」「楊令伝」サイトはこちら