





【混迷する宋と金国の国交】
開封府の朝廷でますます力を持つ秦檜。すでに宋と開戦に傾きかけた金国の朝廷。そこに乗り込んだ秦檜は、燕雲十六州を譲り受けた対価である歳幣支払いの確約とその方法の提示、また鮮やかな弁舌で「戦の無益」を説き、開戦派を封じ込めることに成功した。また、斡離不、撻懶とも個人的に会い、何らかの話をしたようである。
【童貫軍は棗強を拠点に梁山泊を狙う】
「先行せよ。棗強を奪れ」童貫から命をうけた岳飛は、北京大名府付近の陣から棗強へ向けて進軍する。途中鮑旭、花飛麟の軍とぶつかるも、それを退け、なんなく棗強を奪取。童貫軍は今後長きにわたる対梁山泊戦のための、貴重な足がかりを手に入れた。
【貴顕の将、ついに出陣】
金国の将としてすでに高い評価を得つつある蕭珪材。が、その高貴な身分と朝廷での影響力を快く思わない廷臣もいた。それゆえか、燕雲十六州を巡る宋との戦争で、蕭珪材はなんの役割も与えられず会寧府の守備に回った。斡離不、撻懶、完顔成が功を上げんと逸るその裏で、粘罕と蔡福は「あの三人ではこの戦争に勝てない」と判断。三人が劣勢に陥った段階で、蕭珪材と唐昇を戦線に投入した。
守将・郭薬師が逃亡した燕京を通過し、易州で金軍と合流した蕭珪材。そこで先鋒を務めた蕭珪材は軍人らしく自分の務めを果たすべく、精強な李明の軍と激突する。
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