【梗概】

 みのりは三十一歳の脚本家。そして独身。元カレが結婚すると知ってショックをけたその日から、原因不明のふるえに襲われるようになる。どこの病院で検査をしても身体に異常は見つからない。精神的なものが要因だと意地でも認めたくないみのりは、病院を渡り歩き、行き着いたのは漢方診療所だった。そこで「五臓のバランスが崩れてます」と、ソース顔の漢方医に、あっけなく診断を下される。西洋医学とは異なった独特の視点を持つ東洋医学に戸惑いながらも、みのりは自分に何が起きているのか、答えを探していく。

一方、みのりが仕切っている恒例の飲み会も、みのりの欠席が続くと、その常連メンバー五人の力関係が次第に乱れてくる。

 色々な変化がまわりで起きるが、なかなか素直に自分の病を治せないみのり。しかし、ちょっと変わっている仲間たちや、親、漢方医を観察しているうちにみのりは、自分の目的は単に「治す」だけではないことを知る。

 

【著者プロフィール】

・本 名   中島たい子(なかじま・たいこ)
・生年月日  1969年(昭和44年)8月19日
・現住所   東京都調布市
・出身地   東京都
・職 業   シナリオライター
・最終学歴  多摩美術大学卒業