高校入学をきっかけに、本家のある琵琶湖の東側に位置する石走に来た涼介。本家・日出家の跡継ぎとして、お城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。ある日、淡十郎は校長の娘に恋をするが、その直後、彼女は日出家のライバルで同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海が好きだと分かる。恋に破れた淡十郎は棗広海ごと棗家をこの街から追い出すと宣言。両家の因縁と三角関係がからみあったとき、力で力を洗う戦いの幕が上がった――!
日出涼介
(ひのでりょうすけ)
物語の主人公。湖西日出家の次男。兄・浩介と違い、自らの「力」を疎ましく思っているが、代々の掟に従い、石走にある本家日出家にて修行をすることに。そこで次々と予期せぬ出来事&災厄に出遭い、翻弄される。
日出淡十郎
(ひのでたんじゅうろう)
日出本家の跡継ぎ。江戸時代から現存する、石走城の本丸御殿に家族とともに住んでいる。涼介と同い年で市立石走高校でも同クラス。涼介を「供の者」扱いする尊大な「殿様」キャラ。禁句は「でぶ」。
日出清子
(ひのできよこ)
通称「グレート清子」。日出家の長女。暴れん坊将軍のような白馬で城内を闊歩しているが、この3年間城外には一歩も出ない引きこもり生活をしている。
日出淡九郎
(ひのでたんくろう)
琵琶湖周辺に住む日出一族のトップに立つ日出本家当主。日出グループ総裁として、莫大な富と権力を意のままにしている。
藤宮涛子
(ふじのみやとうこ)
いつもパタパタ走っているので、通称「パタ子」。日出家一族。結婚をして姓が変わったが、当主淡九郎の要請により一時戻り、涼介のサポートをする。
源治郎
(げんじろう)
通称「源爺」。日出本家に50年以上忠実に仕える園丁。城からの通学のために涼介らを毎日舟で送り迎えもする。
速瀬
(はやせ)
石走に新たに赴任した校長の娘。涼介たちと同クラスで美術部に所属。その気さくなキャラと描く絵に触れて淡十郎は彼女に恋をするが、本人の意中の人は他に…。
棗 広海
(なつめひろみ)
日出家と反目する棗家の長男。さらさらヘア、長身、クールなモテ系。石高では涼介、淡十郎とも同クラスで、入学早々から涼介と因縁の火花を散らす。
棗 永海
(なつめながみ)
広海の父親で、棗家道場の当主。日出家とは異なった「力」を持つ家系。頑固で威圧的な気質は日出淡九郎と相似形。
棗 潮音
(なつめしおね)
棗広海の妹。涼介も見とれる色白黒髪の美少女。