書誌情報

集英社文庫

ぼくは始祖鳥になりたい

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著者

著:宮内勝典

あらすじ・概要

超能力少年として知られたジローは22歳。NYの研究機関で軟禁状態となるが、訪れた天文学者ニューマン、教え子の宇宙飛行士ジムの導きで脱出。砂漠での生活を経て、自らの足で新たな一歩を踏み出す。アメリカの広大な地を遍歴し、先住民の苛酷な儀式に加わり、ゲリラの活動に身を投じ、旅の果てに彼を迎えるのは…。我々は何者であるのか――。手触りや味、においまで立ち昇る文章。実際に世界60か国以上を歩いてきた著者が、15年を費やして思想、科学などあらゆる分野を包括して書き上げた「文学の力」を示す傑作が復活!

第一章 出発の日
第二章 青いラピスラズリの指輪
第三章 出会い
第四章 砂漠へ行こう
第五章 女の声
第六章 恐竜の丘
第七章 この世で見た最も美しいもの
第八章 ダイナソーロイド
第九章 惑星のネイティヴ
第十章 百秒だけの友愛
第十一章 人びとのために祈れ
第十二章 サンダンス
第十三章 そこにいるなら隠れずに出てこい
第十四章 分水嶺/舟をつくる
第十五章 密航
第十六章 エメラルドの密林の奥
第十七章 国境の沖
第十八章 脳とキノコ雲
第十九章 この惑星こそが楽園なのだ
第二十章 おおーい、だれかそこにいるか